2022/12/01
令和4年6月一般質問②新たな八戸市体育館について
【質問】
次に、新たな八戸市体育館についてお伺いいたします。八戸市体育館は昭和38年度に竣工し、これまで多くの市民の皆様のスポーツやレクリエーションの場などとして長きにわたり活用されてまいりました。八戸市体育館に関する私の中での一番古い記憶は、四、五歳の頃だったかと思いますが、幼稚園の発表会、マーチングフェスティバルで利用し、終わった後は体育館前の階段に座ってみんなでアイスを食べたこと、並んで記念写真を撮ったことなど、楽しかった特別な思い出として今でも記憶に残っています。
多くの市民の皆様の思い出が詰まった八戸市体育館ですが、平成27年12月に市が実施いたしました耐震診断の結果、震度6強以上の地震に対して倒壊または崩壊の可能性がある旨の報告を受け、市では、今後のスポーツ施設の在り方及び整備改修の基本的な方向性を示した八戸市体育施設整備に関する基本方針を平成31年3月に策定されました。この中で八戸市体育館の建て替えについては、コンベンションや大規模大会等の開催が可能な八戸圏域連携中枢都市圏内の中核を担う体育施設となるよう検討すること、武道館、弓道場及びプールとの複合施設化について検討すること、現在の体育館の利用者の利便性を確保するため、長根公園内の別の場所への配置を検討すること、この3点について考慮することとし、これを基に、今年度内に八戸市体育館の建て替えに関する基本構想を策定することにしていると伺っております。
当市では、昨年11月から今年1月にかけて、市内体育施設利用者、八戸市スポーツ協会加盟38競技団体、エスプロモ株式会社等の市内体育施設指定管理者及びヴァンラーレ八戸FC等の市内プロスポーツチームに対しまして新たな体育館の建て替えに関するアンケート調査を実施しており、市内体育施設利用者に対するアンケート調査では、新たな体育館に期待する役割として、全国大会等の競技スポーツに利用できる体育館、市大会等の市民スポーツに利用できる体育館、スポーツ観戦しやすい環境の整った体育館、これら上位3つの意見が全体の半数程度を占めており、また、スポーツ協会加盟38競技団体に対して実施したアンケート調査においても同様の傾向であったことから、この意見等も参考に、現在建て替えに関する検討を行っていると伺っております。
そこで、第1点目として、新たな八戸市体育館の(1)仕様についてお伺いいたします。
また、八戸市体育館の建て替えについては熊谷市長の政策公約の一つでもあり、市長の力強いリーダーシップの下で着実に進められていくものと理解しておりますが、第2点目として、長根公園内におけるその(2)配置とスケジュールについてお聞かせ願います。
【答弁】
◎市長(熊谷雄一 君)久保百恵議員にお答え申し上げます。
私からは、2、新たな八戸体育館についての(1)仕様についてからお答え申し上げます。
当市では、今後のスポーツ施設の在り方及び整備、改修の基本的な方向性を示した八戸市体育施設整備に関する基本方針を平成31年3月に策定しており、この中で、八戸市体育館の建て替えについては、コンベンションや大規模大会等の開催が可能な八戸圏域連携中枢都市圏内の中核を担う体育施設となるよう検討すること、武道館、弓道場及びプールとの複合施設化について検討すること、現在の体育館の利用者の利便性を確保するため長根公園内の別の場所への配置を検討することの3点について考慮することとし、これを基に、八戸市体育館の建て替えに関する基本構想を策定することとしております。この基本構想の策定のため、八戸市体育施設整備検討委員会を今年1月に新たに設立しており、これまでに4回の委員会を開催し、事前に実施した建て替えに関する市民アンケートの結果等を踏まえながら、新たな体育館の仕様について検討しております。
先月開催いたしました第4回委員会においては、アリーナをバスケットボールコート3面分に広げることに加え、バスケットボールコート1面分のサブアリーナを併設し、現状の2倍の広さにする案をお示ししたところ、アリーナの広さについては妥当との意見をいただいております。また、サブアリーナにも客席を設けることやキッズスペースを備えてほしい等の意見をいただいております。
プールについては、委員から、市内には市営プールがほかに2か所あること等から整備自体に慎重な意見もあり、市営プール全体の利用状況等も踏まえながら、集約化の可否について判断してまいります。さらに、複合施設化を検討するとした武道館については、競技団体の意見を踏まえ、レスリング場等として存置し、柔剣道場については新たな体育館に集約することを構想案として検討しており、また、同じく弓道場についても競技団体が現在の施設の存続を希望していることを踏まえ、検討しております。
八戸市体育館は昭和38年度の開館以来、スポーツの場としてだけではなく、レクリエーションの場など多くの市民の皆様の活動の場として利用されており、建て替えについてはその歴史を引き継ぎ、できるだけ市民の皆様の意見を踏まえるとともに、未来の利用を見据えた施設となるよう、検討を進めてまいります。
次に、配置とスケジュールについてお答え申し上げます。
まず、新たな体育館の配置についてでありますが、先月の第4回目の委員会において、スポーツ研修センター、市民プール及び旧パイピングスケートリンクを廃止し、その周辺を整備想定エリアとする案をお示しいたしました。今後は、公園外からのアクセスや公園内の他の施設との動線も考慮しながら、基本計画の中で具体的な配置について検討することにしております。
次に、スケジュールについてですが、来月20日に八戸市体育館の建て替えに関する基本構想案を八戸市体育施設整備検討委員会に諮問するとともに、パブリックコメントを実施し、市民の皆様からの御意見についても伺った上で、今年11月を目途に基本構想を策定することにしております。基本構想策定後は、さらに詳細な基本計画において基本構想の内容について技術的な観点からも吟味し、その後、基本設計、実施設計を経て、着工という流れを予定しておりますが、具体的なスケジュールについては、財源の見通しを踏まえながら判断してまいります。また、財源については、国の交付金等の利用を想定しており、国等に対して財源の確保を要望することを検討してまいります。
私からは以上でございます。
私からは、2、新たな八戸体育館についての(1)仕様についてからお答え申し上げます。
当市では、今後のスポーツ施設の在り方及び整備、改修の基本的な方向性を示した八戸市体育施設整備に関する基本方針を平成31年3月に策定しており、この中で、八戸市体育館の建て替えについては、コンベンションや大規模大会等の開催が可能な八戸圏域連携中枢都市圏内の中核を担う体育施設となるよう検討すること、武道館、弓道場及びプールとの複合施設化について検討すること、現在の体育館の利用者の利便性を確保するため長根公園内の別の場所への配置を検討することの3点について考慮することとし、これを基に、八戸市体育館の建て替えに関する基本構想を策定することとしております。この基本構想の策定のため、八戸市体育施設整備検討委員会を今年1月に新たに設立しており、これまでに4回の委員会を開催し、事前に実施した建て替えに関する市民アンケートの結果等を踏まえながら、新たな体育館の仕様について検討しております。
先月開催いたしました第4回委員会においては、アリーナをバスケットボールコート3面分に広げることに加え、バスケットボールコート1面分のサブアリーナを併設し、現状の2倍の広さにする案をお示ししたところ、アリーナの広さについては妥当との意見をいただいております。また、サブアリーナにも客席を設けることやキッズスペースを備えてほしい等の意見をいただいております。
プールについては、委員から、市内には市営プールがほかに2か所あること等から整備自体に慎重な意見もあり、市営プール全体の利用状況等も踏まえながら、集約化の可否について判断してまいります。さらに、複合施設化を検討するとした武道館については、競技団体の意見を踏まえ、レスリング場等として存置し、柔剣道場については新たな体育館に集約することを構想案として検討しており、また、同じく弓道場についても競技団体が現在の施設の存続を希望していることを踏まえ、検討しております。
八戸市体育館は昭和38年度の開館以来、スポーツの場としてだけではなく、レクリエーションの場など多くの市民の皆様の活動の場として利用されており、建て替えについてはその歴史を引き継ぎ、できるだけ市民の皆様の意見を踏まえるとともに、未来の利用を見据えた施設となるよう、検討を進めてまいります。
次に、配置とスケジュールについてお答え申し上げます。
まず、新たな体育館の配置についてでありますが、先月の第4回目の委員会において、スポーツ研修センター、市民プール及び旧パイピングスケートリンクを廃止し、その周辺を整備想定エリアとする案をお示しいたしました。今後は、公園外からのアクセスや公園内の他の施設との動線も考慮しながら、基本計画の中で具体的な配置について検討することにしております。
次に、スケジュールについてですが、来月20日に八戸市体育館の建て替えに関する基本構想案を八戸市体育施設整備検討委員会に諮問するとともに、パブリックコメントを実施し、市民の皆様からの御意見についても伺った上で、今年11月を目途に基本構想を策定することにしております。基本構想策定後は、さらに詳細な基本計画において基本構想の内容について技術的な観点からも吟味し、その後、基本設計、実施設計を経て、着工という流れを予定しておりますが、具体的なスケジュールについては、財源の見通しを踏まえながら判断してまいります。また、財源については、国の交付金等の利用を想定しており、国等に対して財源の確保を要望することを検討してまいります。
私からは以上でございます。
【意見要望】
新たな八戸市体育館についてですが、まずは詳細な御答弁、丁寧な御説明をいただき、大変ありがとうございました。
長根公園は桜の時期などは特にきれいですが、私も子どもたちを連れて散歩したり、家族で利用させていただいておりますが、小さな子ども連れの親子の姿もよく見かけます。私自身、乳幼児を抱える親世代の一人ではありますが、子どもたちがこの八戸で育っていく中で、これから建て替えられる新たな八戸市体育館は、私の子ども世代も長く利用していくものになると理解しております。
皆様御承知のとおり、新型コロナウイルスなどの影響により、ここ最近、商業施設の閉鎖が続き、中心市街地の寂しいニュースが続いている状況であり、このままではさらに市民の皆さん、また、若者の皆さんが中心市街地へ来る機会が減少し、中心市街地の滞在が少なくなっていくことも予想されます。ですが、中心市街地には、新美術館、はっち、マチニワ、ブックセンターと文化的な施設があり、また、YSアリーナ、そして八戸市体育館とスポーツ施設もございます。このような文化的な施設とスポーツ施設の連携した企画などによって人の流れがさらにでき、回遊性の向上へとつながる機会になることに私も期待をしております。
また、新たな八戸市体育館に関しましては以前から新聞等でも取り上げられ、市民の方も注目されていると思いますが、現在利用されていらっしゃる方々が引き続き安心して利用できるような対応はもちろんですが、建て替えを機に今後利用される方も期待を持てるような市民目線での分かりやすい御説明と情報開示を引き続き行っていただきながら、今後も丁寧に進めていただければとお願い申し上げます。ぜひとも熊谷市長の力強いリーダーシップの下で、歴史を引き継ぎながらも、未来の利用を見据えた体育館になりますことを御要望申し上げ、意見、要望に代えさせていただきます。
長根公園は桜の時期などは特にきれいですが、私も子どもたちを連れて散歩したり、家族で利用させていただいておりますが、小さな子ども連れの親子の姿もよく見かけます。私自身、乳幼児を抱える親世代の一人ではありますが、子どもたちがこの八戸で育っていく中で、これから建て替えられる新たな八戸市体育館は、私の子ども世代も長く利用していくものになると理解しております。
皆様御承知のとおり、新型コロナウイルスなどの影響により、ここ最近、商業施設の閉鎖が続き、中心市街地の寂しいニュースが続いている状況であり、このままではさらに市民の皆さん、また、若者の皆さんが中心市街地へ来る機会が減少し、中心市街地の滞在が少なくなっていくことも予想されます。ですが、中心市街地には、新美術館、はっち、マチニワ、ブックセンターと文化的な施設があり、また、YSアリーナ、そして八戸市体育館とスポーツ施設もございます。このような文化的な施設とスポーツ施設の連携した企画などによって人の流れがさらにでき、回遊性の向上へとつながる機会になることに私も期待をしております。
また、新たな八戸市体育館に関しましては以前から新聞等でも取り上げられ、市民の方も注目されていると思いますが、現在利用されていらっしゃる方々が引き続き安心して利用できるような対応はもちろんですが、建て替えを機に今後利用される方も期待を持てるような市民目線での分かりやすい御説明と情報開示を引き続き行っていただきながら、今後も丁寧に進めていただければとお願い申し上げます。ぜひとも熊谷市長の力強いリーダーシップの下で、歴史を引き継ぎながらも、未来の利用を見据えた体育館になりますことを御要望申し上げ、意見、要望に代えさせていただきます。
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